●江戸明治和本●豆腐百珍(正編)\r【判型】縦長本1冊。縦225粍。\r【作者】醒狂道人(曹谷学川ソウタニガクセン・向必醇カヒツジュン)編。\r【年代等】天明元年12月、曹晁子九氏序。天明2年5月刊。[大阪]藤屋善七ほか板。\r【備考】分類「料理」。『豆腐百珍』は、天明2年(1782年)に刊行された100種類の豆腐料理の調理方法を解説した料理本である。醒狂道人何必醇(スイキョウドウジンカヒツジュン)の戯号で著されているが、大坂で活躍した篆刻家の曽谷学川の著述とされる。版元は大阪の春星堂藤屋善七。この本は好評を博し、『豆腐百珍続編』、『豆腐百珍余録』などの続編が刊行され、さらには蒟蒻や鯛、甘藷の百珍本が刊行されるなどのブームとなった。『豆腐百珍』では、豆腐料理を次の6段階に分類・評価する。(1)尋常品:どこの家庭でも常に料理するもの。木の芽田楽、飛竜頭など26品。(2)通品:調理法が容易かつ一般に知られているもの。料理法は書くまでもないとして、品名だけが列挙されている。やっこ豆腐、焼き豆腐など10品。(3)佳品:風味が尋常品にやや優れ、見た目の形のきれいな料理の類。なじみ豆腐、今出川豆腐など20品。(4)奇品:ひときわ変わったもので、人の意表をついた料理。蜆もどき、玲瓏豆腐など19品。(5)妙品:少し奇品に優るもの。形、味ともに備わったもの。光悦豆腐、阿漕豆腐など18品。(6)絶品:さらに妙品に優るもの。ただ珍しさ、盛りつけのきれいさにとらわれることなく、ひたすら豆腐の持ち味を知り得るもの。湯やっこ、鞍馬豆腐など7品。本書が好評を博したため、翌年には『豆腐百珍続篇』、明治に入って『豆腐百珍餘録』などの続編が出版された。また、本書がきっかけとなって江戸や大坂では大根・鯛・甘藷・卵など「百珍物」と呼ばれる追随書が次々と出版され、流行を巻き起こした(Wikipedia参照)。\r★改葬・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場):日本の古本屋で、44,000円~99,000円】。\r●「M4331●おどけ新ばなし」800円も同梱 → サービスで、300円値引きしました。
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